Vol 7.活動205日目 ~語学習得するために日頃からやっている3つのこと~
Olá como estão?
久々の更新。
ちゃんと生きているので安心してください。
今日も青年海外協力隊で活動している久長が南アフリカ大陸にあるモザンビークからレポートをします。
さて、今日はタイトル通り
語学習得するために日頃からやっている 3つのことをご紹介します。
目次
(1)1000時間の壁
皆さん、語学を習得するのに必要な時間ってご存知ですか?
結論を言うと「1000時間」必要と言われています。
これは語学に限ったことではないことが言われています。
1000時間理論
どんな分野でも、真剣に1000時間取り組めば一人前になるだろうという考えです。
協力隊員の立場で考えると、任期は2年。730日。これは1日最低1時間半以上勉強しないとマスターができないことになります。が、技術系の職種である理学療法士や看護師、教員隊員はいきなり現場に入って一緒に働くことになります。
語学が出来ない...じゃ済ませません。語学習得まで待ってくれないです。
現地の人は「即戦力」を求めているのです。
(2)6ヶ月過ぎたけど...
もう任期の1/4過ぎました。よく日本の友達からは
「もう6ヶ月も生活しているとポルトガル語なんてペラペラでしょ?」って聞かれます。
っんなことはない!( ゚Д゚)
なんとなーく、分かってきたけど所詮は日常会話レベル。
例えば買い物するときに
久長:えっと、あそこにあるコーラが欲しいです。
定員:了解、冷えたやつがあるからそれでいいかい?
久長:お。いいね、それちょうだい。
定員:え、これだよね?
久長:ちゃうちゃう、隣のやつ。(っていう缶にコーラって書いてるやん。なんで間違えてるんや)。
定員:あーこれね。兄貴、コーラは好きだね、そういえば、先週俺の息子が〇してた時に怪我しちゃって病院に行ったんだけど。医者から◇で△って言われたんだよ。兄貴、 〇、◇でいいのか!?!?
久長:うーん、Sim(うん)。たぶんそれでええよ。え、でも最後なんて言った?〇と◇って?
定員:へい、兄貴。〇と◇だぜ。
久長:.........え?いやだから、もう1回ゆっくりお願いします。
みたいな、感覚。断片的に聞き取れる程度.....
思った以上に語学が伸びていないことにショックを受けている久長です。
ここで「1000時間理論」を思い出してみる。
いまの勉強時間はだいたい220時間。全然足りない。
最低1000時間かかる
出典:http://あなた1000年は時間理論というものをご存知ですか?
どんな分野でも「この人は出来る」と周囲から認定されるレベルになるまでには最低1000時間かかると言われています。しかも、この1000時間というのは「真剣」に取り組んだ時間をカウントします。テレビを見ながらだとか、そういう時間はカウントしません。
あ、なんだ。まだ時間全然足りないじゃん。良かった。
この「1000時間理論」を知ってモチベーション復活の久長です。
1000時間目指して頑張ります。
(3)音で覚えることの大切さ
モザンビークに到着してからある一冊の単語帳をずっと使って覚えてきました。でもたかだか約1000語くらいですが。少しは聞き取れてくるかなと思ってましたけど、まだまだでした。
しかし、久長は単語を覚える時に大きな落とし穴にはまっていたことに気が付いたんです。 その単語帳には...
・CDがいない。
・ブラジルポルトガル語の単語帳で現地人が話す発音とは微妙に異なる
本当におバカな久長です。チーン。
つまり、「文字だけで見て」必死に覚えようとしていました。
このような状況で覚えているとどんなものが起こるのか?
現地の人と話すときに、
聞き取れない!通じない!|д゚)
これは当たり前です。本当におバカな久長です。
単語帳をただ眺めるだけじゃ、非効率。
出典:!英単語の覚え方決定版最強に効率よく覚える3つのコツ【2017年完全版】
CDを聞いて、正しい発音を繰り返し頭に刷り込む。
人間は自分で発音できない音は認識できない。
レッツ、音読。
(4)言語習得のためにやっている3つのこと
1:通勤途中で出来た友達と一緒に「音」の単語帳を作る
要するに通勤や仕事帰りの途中で話し仲間を作ってしまおうという作戦です。
そして、彼らと一緒に単語帳を作っていきます。
その単語帳を作るために準備するものは....
さぁ、どのような流れでやっているか説明します。
1)通勤する前に、今日はこのフレーズ、用法を使ってみようと決める(単語帳や文法書を参考に自分で文章を作ってみる)。
2)1)で決めたフレーズ、用法をノートに書く。こん感じ↓
※赤線が文法書に載っていた構文。赤線以降の文章は、自分で考えた文章。
3)会話友達に会った時にその自分で作ったフレーズを使う。
※この時に、赤線のフレーズをしっかりと聞き取ってもらうように発音します。
4)1回で通じればその発音で合っている可能性大。聞き直したら、今度はゆっくり話してみる。通じない時は、微妙にアクセントを変えて話してみる。それでも通じない時にノートを見せる。↓こんな感じ
5)赤線を中心に発音してもらう。その時にボイスレコーダーに記録する。
はい、これで自分だけの単語・フレーズ帳が完成です。
ずばり
「音の単語・フレーズ帳」です。
ダサいネーミングやなぁ。↓こんな感じ。
※タイトルをノートの赤線と同じにすれば楽です。
言語は文字だけで覚えるのではなく「音」で覚える。
ほぼ 「音なし」で頑張ってきた久長にとって、革命が起きました。
音が無い世界って本当に真っ暗。 光が差し込んできたような感じです。
これを毎朝、会話仲間と練習するとだいぶ耳が慣れてくると思います。
今回、出演してくれた会話仲間は...家のガードマンをしてくれてる「Joan」でした。
このJoan以外にも通勤途中の会話仲間は3人いるので毎日の通勤、仕事帰りが楽しみです。
2:地元の新聞から学ぶ
よく道端に本や雑誌が売っています。その売り場で地元の新聞を買っています。(30メテイカイス:日本円で約50円)。ちなみに久長はこれ「Noticias」を読んでます↓
※Noticias=知らせ、ニュース
しかし、はっきりいって今の自分の語学力じゃ読み切れない........眠くなる。表現が固く、難しい文法を使ってて挫折しそうになります。その時は1〜3つぐらい普段の生活で使うフレーズをノートにまとめておいて、会話仲間に確認してもらうのです。
いまは全く分からないけど、新聞を読むと地元の人達と会話が盛り上がる。
これは読まなきゃ損だ。
新聞を使って大量にインプット!
出典:英字新聞を使った英語勉強法 | オンライン英会話のベストティーチャー
その言語を学ぶのではなくて、その言語で何かを学ぶ。
3:サッカー観戦から学ぶ
家の近くに屋台みたいなものがあります。その屋台でよくサッカーを放映しています。こんな感じ。↓
※今日はガラガラ。
モザンビーク人はサッカーが大好きです。みんなで応援します。最近はアフリカ大陸No.1を決める大会が開演されており、毎日サッカー観戦してます。まぁ、日本で開催されていたアジアカップみたいやつです。
この大会に優勝すると次のワールドカップの開催国ロシアで開催されるコンフェデレーションズカップという大会に出場することができます。各大陸の優勝国が集結し世界No.1を決める大会です。
サッカーで使用される言葉、この国のキャンプテンや監督が誰かの知っていることができます。しかも、このサッカー用語、生活場面でもよく使われたりするんです。もちろん教えてくる先生はモザンビーク人です。
(5)まとめ
今回はポルトガル語習得(言語全般?)のために久長が言語習得のためにやっている3つのことについて書きました。
- 通勤途中で出来た友達と一緒に「音」の単語帳を作る
- 地元の新聞から学ぶ
- スポーツ観戦から学ぶ
この方法は協力隊や語学留学をされている方が行うともっと効果的じゃないかなと思います。でも、日本で生活していたとしても語学を学べる環境は作れると思います。いかに集中して「1000時間」かけるかですね。この理論、もっと早く知りたかったです。
皆さん、参考にしてみてください。
それでは、Até a proxima vez.